JPMorganは、BlackRockの現物ビットコインETF（IBIT）に連動し、ビットコインの4年ごとの半減期サイクルに合わせるよう特別に設計された新たな仕組み債商品を発表した。この金融大手は、顧客が直接的なカストディや現物市場とのやり取りなしに、資産クラスの周期的なパフォーマンスにエクスポージャーを得られるよう、これらのデリバティブを組成している。 この商品発表は、従来の金融機関の間で、単純な方向性エクスポージャーにとどまらない洗練された仮想通貨デリバティブに対する需要の高まりを示している。半減期サイクルに債券を連動させることで、JPMorganは、これまでクリプトネイティブのトレーダーの領域であった物語を機関投資家向けに制度化している。 このような仕組み商品の導入は、大手銀行がボラティリティや周期的なトレンドを富裕層顧客向けの投資可能な形式にパッケージ化することに慣れてきており、ウォール街と仮想通貨エコシステムとの間のギャップをさらに縮めていることを示唆している。