S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、サンディスク社がインターパブリック・グループに代わり、11月28日付でS&P 500指数に組み入れられると発表した。この発表により、憶測が飛び交っていたにもかかわらず、マイクロストラテジーが今回もベンチマーク指数への組入れ候補に選ばれなかったことが確認された。 市場参加者は、マイクロストラテジーが大量のビットコインを保有し、その資産の企業代理として機能していることから、S&P 500のリバランス時に同社が組み入れられる可能性を注視している。組み入れられれば、インデックスファンドからのパッシブ流入が義務付けられ、かなりの買い圧力が生まれる可能性がある。 今回の除外は、指数委員会がマイクロストラテジーのデジタル資産に強く連動した事業モデルのボラティリティや構造について、依然として懸念を抱いている可能性を示唆している。投資家は、今後の四半期ごとのリバランス発表で状況に変化があるかどうかを引き続き注視するだろう。